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ウロギネの病気の自己診断と予防

2011/05/15

長いようで短かった半年間のウロギネコロジーセンターの連載も今回でいよいよ最終回となりました。寂しいですね。と、言っても連載が終わるだけでウロギネコロジーセンターは通常通り鴨川の亀田クリニックと幕張の亀田総合病院附属幕張クリニックで元気に外来を行っていますので、ひきつづきお気軽にご相談ください。
最終回はウロギネコロジーセンターでよく診る病気の自己診断と予防について説明します。まずは自己診断からです。子宮脱、膀胱瘤などに代表される骨盤臓器脱。これは膣から骨盤内の臓器である子宮や膀胱が下がっている病気です。では、どのようにして診断すればよいのでしょうか?一番簡単な診断法は、お風呂に入ったときに膣のところをそっと触ってみてください。ピンポン球のようなものが触れたりする場合は骨盤臓器脱かもしれません。尿もれの中でも咳、くしゃみなどで尿がもれる腹圧性尿失禁の自己診断は簡単です。おしっこがたまったときに咳、くしゃみ、ジャンプ、重いものを持った時などに尿がもれれば腹圧性尿失禁です。これが週に数回あると生活に困ることが多いと言われています。
トイレに行きたくなり間に合わない切迫性尿失禁は、普段もトイレがちかく、水仕事をするとすぐにトイレに行きたくなるような症状で自己診断できます。これらの病気の多くは注意深く観察し、生活していればある程度は自己診断できるものです。これらの病気はいわゆる「股」にある複数の筋肉、骨盤底筋群の弱りが主な原因になっています。この骨盤底筋群は出産の時に多かれ少なかれ損傷します。ある程度は回復しますが、肥満、便秘、立ち仕事、慢性の咳など常に骨盤底筋群に負荷がかかっている場合にはダメージが大きくなり、尿もれ、骨盤臓器脱などが引き起こされると考えられています。
そのことを踏まえた上で予防のことについて説明します。骨盤底筋のダメージが原因だとすると、骨盤底筋が更にダメージを受けないようにすることが予防のために重要です。具体的には肥満にならない、便秘もしない、コルセットなどでお腹を締めすぎないなどです。またお尻をぎゅっとしめるような骨盤底筋体操を行うことも重要です。骨盤底筋体操はいわゆる筋トレで、継続は力なりです。しかしながら、継続して行うことは容易ではありません。それで骨盤底筋体操を日常生活に組み込んで継続して行う努力が必要です。
最後になりましたが、ウロギネコロジーセンターの目指すところ、それは医療を通じて患者さまに「快適な生活」と「勇気」と「希望」を提供することだと思っています。我々の治療で生き生きとした生活を送られている元患者さまを見ると本当に嬉しくなります。また我々ウロギネチームは志を高くもち、固定概念にとらわれないチャレンジ精神でより高いレベルの医療を積極的に取り入れています。

ウロギネコロジーセンター長 野村昌良

ウロギネ外来(骨盤臓器脱・女性尿もれ外来)のご案内

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