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生活の質に関わる病気

2011/04/15

今回は「生活の質」について考えていきます。ウロギネコロジーセンターが治療対象とする子宮脱などの骨盤臓器脱、尿もれ、頻尿などは「生活の質」に関わる病気と言われています。つまり、これらの病気は直接命に関わる病気ではないものの、生活の質が下がってしまう病気とされています。簡単に言うと日常生活に支障が出る病気です。最近は特に「生活の質」が重視されています。単純に「長生きする」という価値観は過去のもので、「快適に長生きする」というのが大きなテーマとなってきていると言えます。
日本も超高齢化社会を迎え、女性の骨盤底に関わる、いわゆるシモの病気が生活の質を下げる病気として非常に注目されています。米国の大規模な疫学調査では女性11.1%すなわち9人に1人が80歳までに尿もれや骨盤臓器脱の治療が必要になると言われています。またトイレがちかく、間に合わない過活動膀胱は40歳以上の12.4%にあり、その割合は年齢とともに増加していることがわかっています。
尿もれに関しても女性の3、4人に1人は尿もれの症状があるという調査もあります。これらの骨盤臓器脱、尿もれ、頻尿などは放っておいても自然に良くなるという病気ではありません。むしろ少しずつ悪くなることが多いようです。これらの病気の治療は近年大幅に進歩して専門医の適切な治療により治ったり、症状をコントロールしたりすることが可能となってきています。
つまり、これらの病気は今では「治る病気」です。ただし専門的な治療となりますので、その病気を専門的に診ている医師に相談するのが大切です。当院のウロギネコロジーセンターに受診した患者さまの話を聞くと、近くの病院に行ったのだけど、「年のせいだから仕方がない」とか「気のせい」などと言われていることが多々あるようです。確かにシモの病気は診断が難しいので、あまり専門的に診ていない病院に行くと、診断がつかずその様に言われる事もあるかとは思います。当センターは日本でも、この領域トップクラスの症例数を誇る専門治療センターです。気になる方はぜひご相談ください。
生活の質についてさらに詳しく解説します。生活の質には大きく分けて「体の問題」と「心の問題」が関与します。尿もれを例に見てみましょう。実際に尿もれがして困るとか、尿もれのために何度もトイレに行かなければならないというのは「体の問題」になり生活の質を下げています。さらに尿もれが心配で外出できないとか、匂いがしないか心配というのは「心の問題」で、これもまた生活の質を下げてしまっています。「この位ならいいや」と思うのであれば、特に治療は必要ありません。ただ、「この位でもそれが一生続くと思うと・・・」、「もしよくなったらどんなに快適だろう・・・」と思う時は生活の質が下がっている可能性があります。
大切なのは「年のせいだから」と言って諦めないことです。「もしかしたらもっと快適で質の高い生活ができるのでは?」と思うことです。女性のシモの病気で気になることがあれば、お気軽にウロギネコロジーセンターをご利用してください。

ウロギネコロジーセンター長 野村昌良

ウロギネ外来(骨盤臓器脱・女性尿もれ外来)のご案内

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