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乳腺濃度について

乳房という器官は、おおまかに脂肪と乳腺組織という2つの構成要素からなります。
これを、X線を使用したマンモグラフィで撮影すると、
脂肪は黒っぽく、乳腺組織は白っぽく
写るのですが、この「X線上で白っぽい」というのを、放射線診断の専門用語で「濃度が高い」と呼び、
乳腺組織の乳房に占める割合を「乳腺濃度」
乳腺濃度が高い状態を「高濃度乳房」
と呼びます。

乳がんをはじめとする「しこり」も「X線上で白っぽい」、つまり「濃度が高い」ため、高濃度乳房において乳がんを診断することが難しくなることがわかっています。

一方、こうした現象は超音波やMRIでは起こりません。
このことからも、乳腺の検診や診断においてマンモグラフィに加えて超音波やMRIを適宜組み合わせ、評価することが重要であるといえます。

お読みいただきありがとうございました。
みなさまからご意見をいただき、分かりにくいところについては改訂をしてより分かりやすくし、また解説してほしい用語や知識があれば、教えていただければ幸いです。

それぞれの方の個別の相談はお受けできません。お手数ですがおかかりの主治医・担当医にご相談ください。
様々な状況の方に配慮して執筆をすすめたつもりですが、行き届かない表現がございましたら、その点深くお詫び申し上げます。そのうえで「~~という書き方は○○のような人には××なので、++のように表現すべき」などのご教示をいただけましたら、筆者にとりましても何よりも貴重な気づきにつながります、お手数ですがご協力をいただけましたら幸いに存じます。

亀田総合病院 放射線科 部長、亀田京橋クリニック 診療部部長 兼務 町田 洋一

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