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ブレストアウェアネスとリテラシー

乳腺の検査、診断にかかわるお話をする前に「ブレストアウェアネス」についてお話させてください(それよりも自分の気になるトピックを先に確認したい!という方は飛ばしていただいて構いませんが、こちらに戻ってきていただけると嬉しいです)。

ブレスト(breast)は乳房、アウェアネス(awareness)は ”気づいていること、知っていること” といった状態のことを意味します。合わせて
(自分の)乳房についての気づき関心を持つこと
という意味になります。

以前よりいわれている「自己検診」、つまり定期的に自分の乳房を触る、あるいは鏡越しに確認する、といったこともブレストアウェアネスに入りますが、これは「小さいしこりでも見つけ出して見せる!」という意味のものではなく、どちらかというと「自己検診を通じて普段から自分の乳房の状態に関心を持っていただく」という意味合いが強いです。

また、そのほかにも、

  • しこりや、褐色または血の混じった乳首からの分泌物が乳がんのサインである、という知識。
  • 上に挙げたような異常が確認されたら早めに医療機関を受診する姿勢。
  • 検診を受けることの重要性に対する認識。

などもブレストアウェアネスになります。

こう考えると、
自己検診やそのほかのいろんなものを総動員してしてよりよい乳房の健康を保とうとすること
と言い換えることができるかもしれません。

また、リテラシー(literacy)ですが、もともとは「読み書きのできる能力」でしたが、そこから転じて、「理解や分析、発信ができること」を指すようになり、「コンピューターリテラシー」や「金融リテラシー」など○○リテラシーというかたちで使用されるようになっています。

ここで僕が皆さんに共有したいのは「乳腺外来や検査、診断のリテラシー」といったところでしょうか。
一連のコラムを読んでいただくことで、皆さんのブレストアウェアネスとリテラシーが深まり、ご自身の今の状態に対する理解や主治医との会話がより良いものになればと思っております。

お読みいただきありがとうございました。
みなさまからご意見をいただき、分かりにくいところについては改訂をしてより分かりやすくし、また解説してほしい用語や知識があれば、教えていただければ幸いです。

それぞれの方の個別の相談はお受けできません。お手数ですがおかかりの主治医・担当医にご相談ください。
様々な状況の方に配慮して執筆をすすめたつもりですが、行き届かない表現がございましたら、その点深くお詫び申し上げます。そのうえで「~~という書き方は○○のような人には××なので、++のように表現すべき」などのご教示をいただけましたら、筆者にとりましても何よりも貴重な気づきにつながります、お手数ですがご協力をいただけましたら幸いに存じます。

亀田総合病院 放射線科 部長、亀田京橋クリニック 診療部部長 兼務 町田 洋一

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