ページの先頭です

お知らせ

外国人留学生を迎えるにあたり (学校法人鉄蕉館理事長 亀田省吾) 2019/09/02

学校法人鉄蕉館理事長
亀田 省吾

亀田グループの亀田医療技術専門学校では、現在2020年4月に介護福祉学科を開設すべく準備を進めています。本学科の特徴は、外国人を主体とした学生募集を行うことです。

日本は超長寿社会を迎え、介護士不足が深刻な社会問題となっています。一方、いくら介護士養成機関を作っても、応募する生徒が少なく、多くの学校で、定員数を確保することが困難な状況です。2018年の日本人の出生数は91.8万人で過去最低を更新し、3年連続で100万人を切りました。今後も出生数は減少していくと予想されており、人口減少社会を迎えた日本の将来にとって最も深刻な問題です。

一方高齢者人口は依然増加し続けており、2040年にピークを迎えると予想されています。また、2018年3月の人口推計において、75歳以上の後期高齢者人口が、65歳から74歳までの前期高齢者人口を上回ったことが分かりました。このことは、要介護者が急速に増加していくことを意味しています。これほどニーズの高い職種でありながら、仕事の大変さや処遇の低さなどから介護士を選択する若者は減少しています。介護士不足は最も端的な例ですが、若年人口の減少により、多くの職種で人材不足が急激に進んでいます。

このような社会状況の中で、政府も外国人労働者を積極的に受け入れる方向に舵を切りました。技能実習制度の拡充や留学生の増加を促進するなどの政策が進められていますが、必ずしもうまく進んでいません。言語や文化の違いなど、多くの壁があることは確かです。しかし最も大切なことは、私たち日本人が、夢を抱いて来日して下さった方たちを尊重し、同僚として受け入れ、皆がモチベーションを持って夢に向かって努力してゆける風土を作っていくことではないでしょうか。一生懸命指導をしても、仕事を覚えた頃には帰国してしまう人ばかりではモチベーションも落ちますし、日本の将来にとってもプラスにはなりません。

介護福祉学科の1期生はベトナムの看護大学の4年生が10名程度入学する予定です。面接試験の際に彼らは全員、介護福祉士の資格はもとより、その後、日本の看護師資格の取得を目指したいと抱負を語ってくれました。彼らの一人でも多くが夢を実現できる様サポートしていく所存です。最初に留学生として来られた方は、外国人かもしれませんが、彼らが日本を気に入り、日本に根を下ろし、家庭を作り、子供が生まれれば、子供達は日本人として次世代を担っていくことになります。

医療や福祉分野は資格制度が厳しく、外国人にとってその壁をクリアするのは大変で、高い基礎能力と努力なしには不可能です。彼らが未来に夢を託せるよう、支援しつづけたいと思います。

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. トップメッセージ
  4. 外国人留学生を迎えるにあたり (学校法人鉄蕉館理事長 亀田省吾)