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小さくてもオンリーワン! (亀田総合病院長 亀田信介) 2018/05/01

亀田総合病院長
亀田 信介

今年度は診療報酬、介護報酬同時改訂とそれに伴う制度改正がありました。2025年に向けた国の目指す医療政策の方向性がある程度示されたことが特徴で、大枠では高度急性期病院、地域包括ケアの中心となる地域病院、そして介護を中心とした医療施設の3つに役割を明確化してゆくというものです。予想に反し、一般病棟の多くが、看護基準7対1を取得したため、行政は平均在院日数や重症度・医療・看護必要度、在宅復帰率など様々な要件を追加し、不必要な7対1病棟を減らそうとしましたが、思うようにはいきませんでした。そこで今回、看護師の配置人数のみが診療報酬に大きく反映されていた制度から、看護師のみならず様々な職種によるチームとしての評価や、入院している患者さまの病状や治療の成果(アウトカム評価)に移行させようと考えています。

また7対1を維持するために一病棟を地域包括ケア病棟に転換し、平均在院日数や重症度・医療・看護必要度をクリアしてきたような病院には、入院総合体制加算などの申請要件により、病院の役割の明確化を迫っています。つまり高度急性期病院を選択するのなら、地域包括病棟など持たずに要件をクリアしなさい。できないのであれば地域病院として在宅医療や救急医療に力を入れて地域包括ケアの一員として頑張ってくださいといった感じです。このような診療報酬制度による誘導は今後さらに強くなってゆくと考えられます。従って亀田グループでも、それぞれの医療機関の役割を明確化し、それぞれのカテゴリーでのベストを目指さねばなりません。亀田総合病院は当然高度急性期病院として、最先端の臨床、教育に加え、さらに今後は研究にも力を入れてゆきます。そのためにも亀田京橋クリニックや、幕張事業部との連携による遠方の患者さまの獲得が重要になります。加えて東京をターゲットとしたより大型の連携施設も計画中です。

こうした中、神奈川県厚木市にある森の里病院(須藤隆二院長)では、新たなコンセプトに基づいた医療機関に生まれ変わるために昨年から進めてきた新病棟が竣工しました。亀田グループの職員の中には森の里病院と言われてもピンと来ない方も大勢いるでしょう。5月からは「亀田森の里病院」と名称も改め、32床の一般病床と30床の地域包括ケア病床からなる、機能強化型在宅療養支援病院として、国内のモデルとなるような病院を目指します。

地域の開業医の先生方にとっては頼みやすく、便利で信頼される病院を目指し、大学病院などの大病院からは、自宅退院に向けたリハビリや亜急性期医療の引き受け先として、また地域の患者さまには家庭医的な、子供からお年寄りまで気楽に受診できるかかりつけ医の役割と、ご本人が望めば最期まで自宅で安心して過ごしていただける地域づくりの基盤的役割を果たしてゆきたいと思います。

医療や介護には上も下もありません。まさにイコールパートナーシップの概念が重要であり、自分たちに与えられた役割や目指しているサービスをいかに高いレベルで実現してゆけるかが問われます。「亀田森の里病院」は亀田総合病院から比べると小さな病院かもしれませんが、亀田グループ全職員の力を持って、オンリーワンの素晴らしい病院に育てたいと考えています。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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