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お知らせ

2017年度を新たなスタートの年に (理事長 亀田隆明) 2017/07/01

理事長
亀田 隆明

2017年4月、鴨川の亀田総合病院に180名の新入看護師を迎え、ようやく懸案であった7対1看護体制が整いました。長年病院経営に携わってまいりましたが、看護師の充足はいつも大きなテーマでした。2016年度は、この時を迎えるための準備期間として厳しい経営を余儀なくされました。看護大学の設立をはじめあらゆる努力の結果、完全に充足できたいうわけではありませんが、初めてそのめどが立ち、次のステージに歩を進めるスタートラインにつくことができました。

世界でも最初に手がけた電子カルテの開発と導入、気がつけば現在使われている電子カルテでは最も古い部類になっています。昨年に導入が全て完了していたはずの新電子カルテシステムAoLani(アオラニ)は、今年度こそ全事業所に導入し、鉄蕉会各事業所間の連携強化、他病院や海外医療機関との連携強化をはかってまいる所存です。

また最新のICT(情報通信技術)活用によって、医療の質の改善、医療の効率化と患者サービスの改善、グローバルな医療展開の進展を目指します。具体的には、長崎大学病理診断科と連携し、デジタルパソロジー導入による診断の精緻化や教育の強化、および亀田京橋クリニックを中心にした遠隔画像診断の拡大による画像診断レベルの向上、さらにテレメディシンによる海外医療機関との連携強化などを進めてまいります。

また医療の効率を見直し、患者サービスを改善するため、外来運用システムの見直しや遅れている機械化なども長短所を見極めて進めてまいります。また、医師がより効率よく仕事が出来るよう、書類作成の簡素化や医師事務作業補助の改善も進めて行かなければなりません。

長年、ほとんど行ってこなかった外科的移植医療は、本年度から東京女子医科大学の腎移植グループの全面サポートを受け、生体腎移植を本格的にスタートしました。

早稲田大学から引き継いだ神奈川県厚木市の森の里病院は、62床の小規模病院ですが、今年度、病棟を全面的に建て替え、一般急性期病棟32床と地域包括ケア病棟30床の新しい病院に生まれ変わります。在宅医療も強化し、地域密着型小規模病院のモデルとなるよう取り組みます。

病院経営を取り巻く環境は、解決の糸口さえ見えない消費税損税問題をはじめ大変厳しいのが実情です。しかし、社会から求められる価値を創造し続ければ、必ずあらゆる困難を乗り越えて行けると確信しています。今年は、時代の変化について行けるようしっかりした経営基盤を整備する年にしてまいります。

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